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木づかい.comトップ > 木づかいインタビュー > 小泉 誠さん
Interior Designer  Makoto koizumi
箸置き、家具、建築物、そのすべてが道具だから。 使い続けることで木の魅力や重要性を感じて欲しい。
古材に注目すれば、都市もまた“森”ではないか、と気がつきました。
「僕にとっての木という素材の魅力は、安心感や信頼感といった本質的なところです。木は、素材の変化や育った時間が、人にとても近いのです。使っていて心地いい。最初に触れたときのひんやりした感じ、触れていると体温が伝わってじんわりとあたたかくなる感じ、他の素材にはない独特の柔らかさ。どれも、人をほっと安心させてくれます。今は道具をデザインする仕事をしていて、実際の製作は職人さんにお任せしていますが、学生時代には自ら木工をして家具を作ったりしていたので、自分で扱う素材としても信頼感がありますね。
 木を使っていろいろな道具を作っていますが、その中のひとつのシリーズに“CHOCOZAI”という古材を使ったものがあります。煤や風、そして時間によって生活の中で仕上げられた風合いには、新しい木材にはない魅力があります。
 また今、森の重要性が叫ばれていますが『木材は山の森でしかとれない』という固定観念を捨て、以前使われていた古材に注目すると、多くの人が暮らし、木製品を数多く使ってきた『都市もまた、木材が採れる森』ではないか、と気がついたんです」
木を消費する僕らができるのは、森を守る人たちと関わっていくこと。
「木という素材を消費する立場の仕事をしている僕が『木を守る、森を守る』なんて、おこがましいと思っています。僕にできるのは、木や森を実際に守り関わっている人たちに、関わっていくこと。富山の大山地区での町づくり事業に参加して、クラフトコンペの審査員をつとめたり、古い納屋やバス停などの改装をしたり、グリーン購入法に取り組む地方の木材メーカーと協力することなどで、僕自身もわずかながら森作りと関わりを持ちたいと考えています」
上から啓蒙するのではなく、当たり前に使うことで木の大切さを伝えたい。
「木の大切さを子供たちや学生に伝えるなら、学校の授業風に上から啓蒙しようとしてもダメだと思います。僕は子供を対象にしたワークショップを行っていますが、いくら言葉を尽くしてもリアルな実感のない『お勉強』では森や木の大切さを理解させるのは難しい。知識だけを教え込むような形では、かえって反発されてしまうでしょう。木を実際に触ってみるとか、木工してみるとか、子供自身がした体験の中から、子供自身が木や森の重要性や魅力に気づくことが大切なのです。
もっといいのは、日常、身の回りに木製品の道具があたりまえにあって、それをあたりまえに使うことだと思います。木という素材に愛着が湧くことこそ“木育”の第一歩。話して聞かせるのは、子供や学生たち自身が、自ら聞いてきたときで十分だと思っています。僕自身、自分の子供には必要以上に木の重要性について語ることはしません。毎日、使っていれば必ずそのよさ、大切さがわかると信じるからです。
もっと木に関わるためにも、将来的にはデザインだけでなく、実際に自分で道具を作っていくことにシフトしていきたいと考えています。僕にとって最も安心感、信頼感が置ける木に自分自身がもっともっと関わっていきたいんです」
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インテリアデザイナー 小泉 誠
1960年、東京生まれ。デザイナーの原兆英・原成光両氏に師事した後、1990年コイズミスタジオ設立。箸置きから建築まで生活に関わるすべてのデザインを手がける。2003年、デザインを伝える場として東京・国立市に「こいずみ道具店」をオープン。リアルなデザイン活動を展開している。著書に「デザインの素」、「と/to」など。
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2005.1〜2007.12
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