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MORIMORIネットワークの活動について
山村と都会の結び目をつくる活動のルーツは、子どものころの自然体験です。
「“近くに田舎があったら、そこで安らぎを得たい。でも、どうやって行けばいいんだろう?”そんな話をしていたところ、そばにいた人がキョトンとして言ったんです。“本当に都会の人はそんなことを望んでいるの?” その方は、森林を経営する女性でした。“ええ。文明の光も音もなく、いい空気ときれいな水と、真っ白いシーツとシャワーがあればいいんです”“それなら、すぐにいらっしゃい”。田舎に暮らす人と都会に暮らす人の認識には、こんなにズレがあったんですね。それから1カ月後には、山村と都会の暮らしを結び、次世代の人々によりよい環境を手渡していきたいと願う人々が集まって、『MORIMORIネットワーク』ができました。1996年のことです。簡単に言えば、山村と都会の結び目づくりをしようということです。MORIMORIは森と元気モリモリの意味です。耳にも目にも残るし、林野庁にもすぐ知られるようになりました。
 私は子どもの頃、宮城県の石巻の近く飯の川(イイノガワ)に疎開していたんです。小学校の裏山に登って下を流れる飯野川を眺めながらウグイスの声を聞いたり、ハチノコやカエルを捕ったり……お転婆だったんですよ。飯野川はアシの産地で、海に近いからあさりも採れたし、白鳥もいたわね。豊かな自然を、毎日謳歌していました。20年ほど前、当時の同級生と一緒に山に50年振りに登ったら、同じ風景が広がっていたの。感動でした。
 私の五感を磨いてくれたのは、自然です。自然の中での楽しかった体験が、MORIMORIネットワークの活動を始めるきっかけになりました」
植樹やフォーラム、コンサートで地元の人々と交流。木育にも取り組んでいます。
「MORIMORIネットワークの活動では、毎年、栃木県矢板市にある山縣農場“彩の森”で行っている“MORIMORI植樹祭 彩の森づくり”が大きなイベントのひとつです。また、埼玉県飯能市の風影の森では毎年、“風影サンセットコンサート”と題したモダンジャズの野外コンサートを開いています。音楽を楽しんで、地元の人と交流するんです。そのほか、全国各地で国産材普及のためのフォーラムなども行っています。
 また、自分がそうだったように、子どものうちから木や森や自然に親しむことは大切だと思うんです。MORIMORIネットワークでは最近、子ども向けに木の本(日本の林業)を岩波書店から4巻(1巻 木を植える<木を育てる> 2巻 木を使う 木に親しむ 3巻 森にくらす 森を守る 4巻 森の環境 森の生き物)を出版しました。子どもにとっておもしろく、ためになる本にしようと始めたんですが、なかなかの評判です。そして日本だけではなく、アジアに対して山の大事さを発信することを目的にしています。木育は、ますます大事になるでしょうね」
子どもには自然を知る体験が必要です。だから子どもに任せるプロジェクトを。
「日本全国に、廃校が3000くらいあるそうです。そこで私は、子ども向けの“ロビンソン・クルーソー・プロジェクト”を立ち上げたらどうか、と林野庁に提案したんです。最も不便で、しかし最も自然が豊かな場所を、子どもたちが自分たちで直して、やりたいようにやる。子どもたちの自主性に任せて、大人は一切口出ししない、というプロジェクトです。
 実はプロバンスで、村づくりのプロジェクトを実行している女性に出会ったんです。その方は、ヒッチハイクでたまたまさびれたその村を通りかかって、とても気に入って、町長に“私に任せて!”と直訴したんですって。そして、“ここにはお金はないけれど、すばらしい自然と、村を再生する希望がある”と言って、ヨーロッパ中から子どもを集めて、子ども達に村づくり任せたそうです。チーズ工場、学校など、いろいろできたようですよ。
 これは日本でもできる、と思いました。子どもが蛇にかまれたらどうする、とか、割れた窓ガラスでけがをするんじゃないか、といった意見もあるのですが、やりたいというところもあるんです。まだ実現してはいないけれど、モデル地区がひとつできれば、広がっていくと思います」
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