企業・団体様へ

企業・団体様へ 木づかい運動参加のメリット

1.企業・団体のイメージアップ

木づかい運動のロゴマークの使用登録をしている企業・団体様を対象にアンケートを実施し、木づかい運動への参加後の効果を6段階評価で聞いたところ、「環境への取組のアピールができた」「製品の環境貢献性がアピールできた」との回答が9割近くを占めていました。


木づかい運動参加のメリット01

木づかい運動に参加していることのアピール事例

まず、第一歩は、木づかい運動ロゴマークの取得でしょう。
費用(※)はかかりますが、上記のような効果の他、活用方法により他の効果も期待できます。

※費用:年間21,000円(初年度のみ申請料として11,000円が別途必要)
木づかい運動ロゴマークの使用登録

そして、環境貢献に取り組んでいることをアピールする一つの手段のとして木づかい運動のロゴマークを製品やパンフレット、会社案内、名刺等への貼付があります。そして、名刺やパンフレット等の紙面の場合は、間伐材紙を使い、さらに「日本の森林を健全に育てる間伐材使用」などの一文を入れておくと説得力が増します。


木づかい運動参加のメリット02

また、環境報告書を作成されている企業・団体様の場合は、本文に木づかい運動の概要とロゴマークを紹介し、木づかい運動に参加している旨を記載されるとよいでしょう。また、環境報告書の裏面等には、他の環境系マークと並べて木づかい運動のロゴマークを貼付されるとよいでしょう。

どのような使用方法にしても、ロゴマークとともに、木づかい運動の意義を、上手く伝えることができれば、その効果が見込まれ、貴社・貴団体のイメージアップにつながります



その他木づかい運動紹介文例

木づかいサイクルマーク

木を使うこと=健全な森林を育てること

木をたくさん使うことが悪いことだと思っていませんか?
実は森林を守るために大切なのは、日本の木をもっと使っていくこと。木をたくさん使えば、それだけ日本の林業が活性化されます。すると森の手入れが行き届くようになり、二酸化炭素(CO2)をたっぷり吸収する健全な森林が育っていきます。


木製品は炭素の缶詰

森林の木々は大気中の二酸化炭素(CO2)を吸収し、炭素として固定するはたらきがあります。 そして木造住宅や木製品になっても炭素は長年にわたり木のなかで貯えられます。 これが木製品は「炭素の缶詰」と言われるゆえんです。皆さんが木製品を生活に取り入れる一人ひとりの「木づかい」が地球温暖化防止に貢献します。


健全な森林のサイクル「伐って、植えて、育てて、上手に使う」

日本の人工林は杉・桧・松などの針葉樹から構成されており、植林後40年~50年経っています。 若齢期を終え、成熟・老齢期に入り、伐採に適した時期を迎えています。これらを伐採し、資源として有効に活用するとともに、伐ったところに植えて、若い木にどんどん二酸化炭素を吸収してもらうことが地球温暖化防止のために必要です。


温室効果ガス削減目標-6%のうち3.9%※ は森林によるCO2吸収

人間が大気中に増やした二酸化炭素(CO2)は人間の力で減らさない限り、温暖化は止められません。 そこで頼りになるのがCO2を吸収する森林です。省エネだけでなく、CO2をたっぷり吸収する健全な森林を人の手で育てる必要があります。
(※温室効果ガスの総排出量の増加により現在は3.8%になっています。)


木材は人と相性のよい自然素材

木は私たち人間にとって「落ち着く」「なごむ」「温かみを感じる」など癒しの効果があり、とても相性がいい自然素材です。特に住宅等の内装に使うと調湿効果、断熱効果、衝撃をやわらげる、防虫などの長所があります。木製品を取り入れることは、人に優しく、健康で快適な空間を創出することができるのです。



2.製品の販売促進

ロゴマーク登録企業・団体様、ロゴマーク製品が採用されたか否かをアンケートで聞いたところ、55%の企業・団体さまが「採用された」または「採用予定」との回答をいただきました。
木づかい運動事務局でも、ロゴマーク入りの国産間伐材の割り箸が大手の航空会社や旅行会社、コンビニエンスストアで採用されたり、国産材製品のノベルティが多くの取引先に採用されたり、国産間伐材紙使用の紙袋が大手百貨店で採用されたり…などの報告を受けております。
これらは、ロゴマークを付けたから採用されたというわけではないと思いますが、木づかい運動が多少なりとも間接的な販促に役立っていることでしょう。


木づかい運動参加のメリット03


今は、環境については、とても意識が高まっている時です。木づかい運動のロゴマークを上手く活用し、木づかい運動について、お客様に理解していただければ、先のアンケートの結果のように貴社・貴団体のイメージが向上し、製品の販促につながることが期待できます。
では、どのようにお客様に理解していただけばよいのでしょうか?私ども木づかい運動事務局では、イベントや展示会等で一般の方に木づかいの説明をさせていただいております。そんな中、木づかい運動の説明として、理解されやすい言葉やフレーズがございますので、ここで、その一例を紹介させていただきます。なお「間伐」という言葉は、比較的普及しているので、最初の説明としては、入りやすいようです。

  • 森林も畑の作物と同じように間引きしなくては元気に育たない(=間伐)
  • 間伐しないと森林に元気がなくなりCO2の吸収量も減る
  • 森林がもっとCO2を吸収するためには間伐等の整備が必要
  • 間伐を促進するためには、もっと間伐材を使う必要がある
  • 日本の森林は、戦後まもなくに植えた木が収穫期(高齢期)を迎えている。今、木を使って、植えないと次世代で使う木がなくなってしまう。
  • 日本の森林の4割は生産目的で植えられた言わば「木の畑」収穫期になったら使うべき木が植えられている。
  • 国産材の自給率は3割、7割は海外から輸入。そのため、日本も木材は売れず、日本の森林は放置され、荒廃している森林もすくなくない。
  • 高齢になった木は、成長が遅いのでCO2吸収はほとんどなくなる。
  • 原生林や天然林は成熟しているので、枯死木からのCO2放出と若い木のCO2吸収がほぼ同じ
  • 収穫期の木を使い、成長が旺盛な若い木を植えれば、どんどんCO2を吸収する。
  • 日本の森林面積は決して減っていない。森林の木の体積(材積)つまり森林資源は増えている。
  • 使うべき高齢な木(収穫期の木)が森林には多くある
  • 日本の森林を元気にするために、日本の木をもっと使いましょうというのが、林野庁が進める『木づかい運動』
  • 「木づかい運動では、木を使って→植えて→育てて→収穫して使う→植えて→育てて…)」という森林のサイクルを正常に循環させるということが目的。今の木づかい運動のロゴマークはその循環を象徴している。

以上はあくまでも事務局で使用している例ですが、必要に応じて、貴社の説明の中に上記のようなフレーズを、所々に入れていただくと、理解されやすいと思います。