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学ぶ 木材は健康によい

木材は心にも健康にもよい。日本人は古くから知っています。



 木材がコンクリートや金属、プラスチックと違う点は、ぬくもりがあることです。やわらかく、やさしい感触を持ち、見た目にも美しい木造の家や木製品。身近なところに木があると、日常のストレスはやわらげられ、やすらぎを感じます。 ひと昔前の日本では木造の家がほとんどでしたが、急速な経済成長と科学技術の発展によって新しい建材や建築方法が生まれ、住宅事情が大きく変化しました。しかし、便利になり、生活が楽になった反面、鉄筋コンクリートにビニールクロス、ステンレスにプラスチックでは何か物足りない。

また、病気ではないけれど、なんだか身体の調子が思わしくない。そんな現代人に必要なのは、ほっとひと息つける温かさです。知らず知らずのうちに、私たちは木のぬくもりを求めているのです。
 最近は木造の校舎が少しずつ増え、校内では木の机やいすも復権しつつあります。肌触りがよく温かみがある木の机は勉強する子どもたちの気分をなごやかにし、柱からにおう木の香は気分を落ち着かせます。木目の美しさは目をやさしく包み、木の遮音・吸音の働きは耳障りな音を減らします。木の床は肌にやさしく歩き心地が快適で、衝撃をやわらげます。木材の吸放湿の働きは、室内の湿度を調節して快適な空間をつくり出し、また、金属やコンクリートに見られる結露を防ぎます。自然素材の“木材”は健康によいということが、改めてクローズアップされています。