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ふれあう 木づかいは「海外の森林を守る」

木づかいは「海外の森林を守る」

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日本の木材利用量のうち、7割以上は外国産の木材です。
一度に大量の木材が安定的に入手できるので、製紙、製材、合板、住宅、家具メーカー等、木材を大量に使う会社にとっては効率がよいのです。その結果、昭和30年頃には、ほぼ100%であった木材の自給率が、現在は3割以下になってしまいました。

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ところが、実際に輸入される木材は、どんな場所から、どのように伐採したのかがわからない場合が少なくありません。商業目的で違法に伐採された木材の可能性も指摘されており、日本と木材貿易の上で関係の深いインドネシアでは、森林伐採の違法性の割合が50%を超えているという報告もあります。結果として、東南アジアや南米等で森林破壊が進み熱帯林等の減少が目立っています。

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これらを改善するために、輸入材は、適切な森林から合法的に伐採されたことが証明されたもの(=トレサビリティーが明らかな木材)を使うことが重要です。そして、国産材と輸入材で相補うようにすれば、海外の森林を守ることになるのです。